日暮れ、道遠し

つくばで日本語教育をやっている大学院生の、見たこと聞いたこと考えたことなどについて。

82日!

経った!前回更新からである。

 

なんてこった。

いや、まあそうなる気はしていた。別に個人のブログだし好きなようにしていればいいわけなんだけども、twitterで更新をお知らせするたびに反応をもらったりしていると、このザマになんだか申し訳なく思ってしまうような気持ちも出てくる。

それはそうとして82日である。見返してみると前回の記事では入学して1週間経っただの何だの言っている。要は大学院に入学して3ヶ月ほど経ったというところである。

3ヶ月。前期ABCモジュールのうちAとBが終わり、今はその試験期間。ここ数日でレポートを3つほど仕上げた。あと2つ。ネタはあらかた固まっているのでそこまで焦ってはいない。
それよりも、前期でどれだけのことが身についたんだろうなーなど考えてしまう。まだCモジュールはあるけど。

もちろん新しく知ったことは色々とある。ゼミに出てアカデミックな脳みその使い方にも多少は慣れてきたような感覚があるし、お友達も増えた。

一方で色々と「足りんなあ」と思うようになったことも確か。周りが優秀な人揃いだととみに感じられる。

生来ワーキングメモリが足りず集中力がなく、おまけに細かいところ(ミクロ)に目が行きがちで大きな流れ(マクロ)を把握しながら読む、というのが難しい。書く時も同じ。

こいつぁ生まれつきのせいで、しゃーないしゃーないと思ってそういうことにしていたのだが、やっぱりそういうことでもないような、という気もしてきた。というタイミングでこんなページを見つける。

ほぼ日刊イトイ新聞 - 大人の小論文教室  Lesson 838 理解の体力を鍛える 

ちょいと引用。

 

そんな文章を書いた人の頭の良さはもちろんだけど、
それ以上に「要するに、要するに…」という
論理的思考の粘り、
それを持続していく「知的な体力」に、打たれる。

当然そういう文章は、読む側にも「知的体力」を求める。

ヘロヘロになって、格闘したあとのようになって、
やっと自分のではない、「他人の言わんとすること」が
現実感をもって身に迫ってくる。

理解力に優れた人は、
こうした訓練を数多く積んで筋肉がついている。 

 

 

 ……へい。

 

返す言葉もない。結局はそういうことなのだ。トレーニング。

本は好きで色々と買って読んでとしているはずなんだけど、そういう”ガチの”ことというとどれくらいやってきただろう、と思う。

大学院生にもなって何言ってるんだというご意見は至極ごもっともなのだが、とはいえ今やらないよりはやったほうがいいのは確か。おあつらえ向きにCモジュールは授業の量がぐんと減り、それが終わればたのしいたのしい夏休みである。

読もう読もう。たくさん読もう。しっかり読もう。

 

そして、入れているばっかりでも仕方ないよね、アウトプットもしないとな、やっぱりブログだな、というのがこの82日ぶりの、元号をまたいだ更新に結びつくのでした。ちゃんちゃん。

 

「『知的体力をつけよう』読書トレーニング」、本のおすすめがあればぜひお願いします。泣くかはわからないけど泣いて喜びます。ぜひぜひ。