日暮れ、道遠し

つくばで日本語教育をやっている大学院生の、見たこと聞いたこと考えたことなどについて。

日本語教育

ろんせん、成らず+振り返り

こちらの記事。 higureyasan.hatenablog.jp ダメでした。ざんねん。 厳密にダメだったと言うよりは、途中で記録をつけていくのが面倒になって立ち消えてしまったというのが正直なところです。ちゃんちゃん。実のところ、年の中ごろには「これちょっとダメか…

「手足まとい」でもOK……でしょうか?

最近、社会人相手のレッスンもやっています。 その中で出てきたのが「手足まとい」という言葉。仕事の付き合いがある人に送ったメールをチェックしてください~と言われて見ていたら書いてありました。 いつもなら軽く辞書なりネットなりで確認してからリア…

人生で初めて「殲滅」と書いた

好きに勝るものなしというお話です。(おひさしぶりです) 最近、漫画に興味のある学習者さんとの1対1レッスンを担当しています。先日のレッスンで話題に上がったのがこの漫画。機会あって目にして、なんだか気になったんですが、とのこと。 本日12日発売の…

インターネットミームと学習者 ~「淫夢ネタ」をめぐって~

インターネット、便利ですよね。 あらゆるものに、すぐに繋がれる。教室・教科書を飛び出して、生の学習言語文化にどんどん繋がっていけるというのは、間違いなく現代の言語学習における利点の1つです。 ただその一方で、案外すぐ近くにとんでもないものが潜…

日本語教師とキャリア ~とあるキャリアの一例と、その弱点(?)~

もうすぐ27さい。高校時代に出会った「日本語教育」に、なんとかまだかじりつけているかな、という感覚があります。 と、しみじみとすることも増えてきた頃合いにこんな記事を読みました(紹介・引用の許可は取得済みです)。 shirogb250.com 先にあった「日…

教科の日本語、説明だけが問題じゃない(みたい)

最近中学生の数学を見てあげる機会が多い。 日本語非ネイティブ、もしくは日本語から離れていた児童生徒にとっての教科学習の中での日本語の難しさというものは本なり論文なり学会発表なりで触れてはいたけれど、実際に支援の現場にいると、様々な難しさが見…

コロナ後の日本語教育について

かつての、いわゆるガラケーを使ったメールの話は同世代の間でだいぶ盛り上がる。「Re:Re:Re:Re:Re:の話」、「センター問い合わせの話」、「アドレス変更のお知らせメールにはだいたい1~2通くらいMailer Daemonで戻ってくる話」、などなど。 この「同世代の…

日本語教育学会秋季大会@松江(11/23-24)

秋きたり。日本語教育学会秋季大会@松江に行ってきました〜! 遠かった。 正直なところ「さすがに遠いや」と思っていたのだが、電車で行けるじゃん!と思い立ってしまって参戦決定。サンライズ出雲に乗れて松江到着前の時点で大満足。 車窓。伯備線に入って…

教師の「わかりません」と「誠実さ」

最近、日本語の授業を見学させてもらっている。そんな中で、「おおっ」というやり取り(と言うか、先生の発言?行動?)があった。 初級の授業。クラスのサイズは小さめ。自分は教室の隅っこで椅子に座って、ノートに「何分頃にどういう活動をして、先生はこ…