「論文1000本読む」やります
「『優秀なのにがんばりやさん』なんじゃなくて、
『がんばりやさんだから優秀』なんです」
最近見た映画のそんな台詞が、じーんと。それはもうドラえもんのジーンマイクのように、じーんときてしまって。じーんと来たその心のまま我が身を振り返ってあまりのどうしようもなさにこれではいけない、と一念発起した次第です。
んで、何をやることにしたかと言うと、タイトルの通り。論文を1000本読んでみよう、ということにしました。日本語教育に関わりのあるものを中心に。期限は今度の年の終わりまで。1年間です。
ただ自分の気持ちをエイヤと据え直した気になったところで、三が日の空気の中に霧消してしまうのが関の山でしょう。それよりは、ここ(ある程度の同業者の目にある程度触れるところ)でこんな風に一発宣言でもしておく方が、逃げ道が潰せるかなと思った所存。みんなだいすき読書猿氏のゲートキーパーの技法を参考にしました。優秀になれるかどうかはわからない。ただ、それをやらなかった時とは違う景色が見えるんじゃないかと思っています。それだけ。
ゲートキーパーを参考にするとは言いましたが、明確な罰は作りません。「できなかったんだな」と衆目に晒されることくらいでしょうか。それで動じないようならはいそれまでよ、というところです。達成できたらささやかに自分を褒めようと思います。
具体的にどうしていくかと言うと、読んだらTwitter(@PaPio1130)にメモを積んでいき、ここに記録をつけていく。それだけ。人に見せることが目的なのではない、けれどこんな風に人目に晒したところでやるのが大事だろうと思いますので。
以下、自分との脳内会話。
量より質だろう
ごもっともです。ただ、「量より質だからね!」と鼻息荒くしっかり読もうとしてすぐに精も根もあっさりと使い果たして、というのがこれまでのお決まりパターンでしたから。質も大事だと分かっているけれど、その上で量にフォーカスを当てたチャレンジです。
人にやりますやります言わないで黙ってやれ
ごもっともです。でも、黙ってやると、黙ってやめることも容易なわけで。上記の通りその辺の逃げ道を、完全に潰すわけではないが、監視の目を増やしてなんとなく前に進むしか無いようにしているというカラクリです。
後期学生が1000本とかなめてんのか10000本読め
ごもっともです(?)。1000本という数がどのくらい妥当なものかどうかもよく分かりません。その辺の勘所を養う機会にもしたい。あっさり「俺、なんかやっちゃいました?」みたいに達成できてもそれはそれで面白そうですよね(それはない)。
できるの?
わかりません。でも、できたら1コンテンツくらいにはなるかなと思う。そうして自分をコンテンツ化して逃げられなくするのが大きな狙いだったりするわけで……。
そんなところで。
いい加減「気持ちじゃ人は変わらない」ことに気付きかけてきた限界大学院生が、皆様の力をお借りして組んだ仕組みを使って一歩だけでも前に進んでみよう、というチャレンジです。うまくいくかどうかは分かりませんが、やるしかない……。